サムネイル: 【大企業×新規事業の難しさ①】ここ数年で変質してきた「悩み」

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【大企業×新規事業の難しさ①】ここ数年で変質してきた「悩み」

最近、いわゆる“大企業”の方々から、新規事業開発に関する相談をいただく機会が増えてきました。
低成長・人口減少といった社会一般のトレンドが既存事業のビジネスを脅かす一方、
情報通信をはじめとした技術革新はチャンスでもあり、きちんと対応できなければ淘汰される諸刃の剣です。
「いかに大企業でも、世の中の、そして顧客の変化に対応しなければビジネスを失ってしまう」
そんな危機感・焦燥感が、多くの心あるビジネスマンに共有されてきているのを、肌で感じます。

特に最近では、その焦燥の質が変わってきました。
なにかやらなきゃ=「市場が小さくなるから、なにかしないといけないんじゃないか?」という焦りから、
なんとかしなきゃ=「やらないといけないのはわかっている。でも上手くいかない…」という焦りに変質してきたのです。

それだけ、多くの企業が新しいチャレンジに挑み、そして苦戦している、ということだと思います。

大企業と言えば、金融資本はもちろん、技術、顧客基盤、優秀な人材、ブランドや信用などなど、
有形無形のさまざまな資産を持っているはずです。

しかしそれでも上手くいかない。
なぜでしょうか?

弊社メンバーの様々な経験の中から導かれたいくつかの示唆を、これからこのブログにて明らかにしていきたいと思います。